良心をもたない人たち

著者:マーサ・スタウト 訳:木村博江
出版社:草思社文庫
おすすめ度★★★★☆

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心理カウンセラーである著者が具体的な事例をもとにサイコパスという「良心の欠落した人間」の実態について説明してくれてます。サイコパスは映画や漫画の世界ではよく耳にするかもしれませんが、実際に身近にいるとかなり厄介で恐ろしい存在です。しかもその存在を見抜くことが非常に困難だそうです。というのも彼らは口が達者で、表面的には魅力的に映る場合が多いんだそう。著者によるとサイコパスはアメリカの人口に約4%つまり25人に1人の割合で存在してるようです。この本ではサイコパスへの対処方法が示されているので引用して紹介します。

「サイコパスに対処する13のルール」

1世の中には文字通り良心のない人たちもいるという、苦い薬を飲みこむこと。

2自分の直感と、相手の肩書―教育者、医者、指導者、動物愛好家、人道主義者、親―が伝えるものとのあいだで判断が分かれたら、自分の直感にしたがうこと。

3どんな種類の関係であれ、新たなつきあいがはじまったときは、相手の言葉、約束、責任について、「三回の原則」をあてはめてみること。(嘘や責任逃れが三回続いたら相手を信じてはいけないということ)

4権威を疑うこと。

5調子のいい言葉を疑うこと。

6必要なときは、尊敬の意味を自分に問い直すこと。(恐怖心を尊敬ととらえていないか?)

7ゲームに加わらないこと。(サイコパスの挑発にのってだしぬこうとか考えないこと)

8サイコパスから身を守る最良の方法は、相手を避けること、いかなる種類の連絡も絶つこと。

9人に同情しやすい自分の性格に、疑問をもつこと。

10治らないものを、治そうとしないこと。

11同情からであれ、その他どんな理由からであれ、サイコパスが素顔を隠す手伝いは絶対にしないこと。(サイコパスの秘密を守ろうとしないこと)

12自分の心を守ること。

13しあわせに生きること。

目次

1ジョーのジレンマ

2氷人間スキップ

3良心が眠るとき

4世界一、感じのいい人

5なぜ人は身近なサイコパスに気づかないのか

6良心をもたない人の見分け方

7なにが良心のない人をつくりあげるのか

8となりのサイコパス

9良心はいかに選択されてきたか

10なぜ良心はよいものなのか