スペイン語映画の紹介 闇の列車、光の旅

僕がこれまで見てきたスペイン語の映画を紹介していきます。第一回目は「闇の列車、光の旅」です。原題はSin nombre

監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
1977年、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド生まれ。本作が長編映画デビュー。2010年、シャーロット・ブロンテの長編小説『ジョーン・エア』を、ミア・ワシコウスカ主演で映画化した。

あらすじ
恐ろしいギャング組織mara salvatruchaのメンバーであった主人公のカスペルはボスにうそをついてメンバー以外の女の子をデートをしていた。しかしそれがボスにばれてしまい、しかもそのボスがその子を犯そうとし誤って死なせてしまった。失意のどん底にあったカスペルだが、彼は掟を破った罰で移民が移動する列車に強盗に行くことになる。そしてその列車で少女サイラに出会う。ホンジュラス出身の彼女は父親等とアメリカへ移民しようとしていたのだ。
ボスはこの少女を暴行しようとしたが、それをみたカスペルはボスを殺してしまう。
組織から狙われる身となったカスペルはサイラとともにアメリカへ逃げようとする・・・

この映画には貧困、ギャング、移民等現在のラテンアメリカ諸国が抱えている問題を浮き彫りにしています。とくに映画にでてくるギャング集団マラサルバトゥルチャは実在する組織であり、世界で最も恐ろしいギャングの一つとも言われています。暴力シーンがいくつもありますが、すばらしい作品だと思いますのでぜひおすすめします。

※マラサルバトゥルチャについて
通称MS-13。エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスやその他中央アメリカ諸国出身者で多く占められており、現在はアメリカ、カナダ、グアテマラ、コロンビア、スペイン、オーストラリア等活動の幅を広げている。
組織にはいるためには、仲間からの13秒間暴行を受けなければならず、また敵対組織の人間を一人殺さなければならないなどの独自のルールがある。